Cisco IP Phone 7940はCall Manager用ですが、ハンドセットにSIPファームウェアをインストールすれば、SIPフォンとしても使用できるようになります。
以下、手順の覚書。
●準備するもの
・TFTPサーバ
(Asteriskサーバで併用)
・DHCPサーバ
(今回はWIndows2008を使用、LinuxやCiscoでも可)
・ハンドセットのファームウェア
(P003-8-12-00 ※CiscoのサイトからDLするかしかるべきサイトから取得)
・設定ファイル
(ハンドセット起動時に読み込ませるファイル)
●構成
今回の構成は
Asterisk Server1.6.x /TFTP Server (192.168.2.230)
DHCP Server (192.168.2.240)
Cisco IP Phone 7940G (DHCPでIP取得、120台)
オーストラリア在住なので、Time Zoneやその他の設定が豪州用になっています。
●TFTPサーバの準備
Asteriskサーバにて、YUMでTFTP-SERVERを取得。
# yum install -y tftp
# yum install -y tftp-server
起動するように修正
# vi /etc/xinetd.d/tftp
前)disable = yes
後)disable = no
ログを出力するようにする
前)server_args = -s /tftpboot
後)server_args = -s -v /tftpboot
xinetdの再起動でTFTPがアップする
# service xinetd restart
●DHCPの準備
今回はWin2008 R2で設定しましたが、2003や2000もほぼ同じ手順です。
DHCPにOption150を追加します。Polycomなどのハンドセットで使用するOption66は既存ですが、CiscoのOption150は存在しないので、追加する必要があります。
Start > Administrative Tool > DHCP
IPv4のところで右クリ > Set Predefined Options

Add で新規オプション追加
Name: Cisco FTP
Data type: IP Address
Code: 150
Description: 適当に

作ったオプションを適用
Scope Optionを選択 > 右クリ Configure Option > Option150にチェック入れて / IP AddressにTFTPサーバのIPを入力

これで、DHCPの設定は終了。CiscoハンドセットがDHCPからIPを取得するとTFTPサーバの情報も取得し、設定ファイルを読み込むようになる。
●設定ファイルの配置
TFTPサーバの/tftpboot/に以下のファイルを設置
※これらはファームウェアです。
OS79XX.TXT
P003-8-12-00.bin
P003-8-12-00.sbn
P0S3-8-12-00.loads
P0S3-8-12-00.sb2
※これらは設定ファイルです。
dialplan.xml (4桁プッシュ後3秒で発信とかの設定)
RINGLIST.DAT (リングのデータ)
ringlist.xml (リング設定)
SIP<ハンドセットMacAddress>.cnf (ハンドセット固有の設定)
SIPDefault.cnf (SIP共通設定)
XMLDefault.cnf.xml (共通設定)
●ハンドセット、ファームウェアのアップグレード
ハンドセットを#をプッシュしながら起動
画面が分かったら、123456789*0#をプッシュ。
設定を破棄するか確認されるので、2をプッシュ。
VLAN設定を探しに行く ※結構時間かかる
IP取得する
TFTPサーバに自動アクセス
OS79XX.TXTを読み込み、どのファームウェアに更新するか判断
P003-8-12-00.bin/P003-8-12-00.sbn/P0S3-8-12-00.loads/P0S3-8-12-00.sb2を読み込みファームのアップ開始
※TFTPの動きは、 #tail -f /var/log/messages でライブで見られます
ファームアップが終わると自動再起動
最初の再起動でSIP情報を読めない場合があり、Asterisk にRegiできない現象があります。
その場合は、ハンドセットを再起動する。2回目の再起動ではほぼRegi成功する。
ハンドセットの再起動は、”6″、 “*”、 “<Setting>” の3つのキーを同時に押す。
以上